おうち英語ママ達から「発語の目安がわかると安心」と言う声をたまにいただきます。わかります、その気持ち。私も娘が小さい頃に、そのあたり調いろいろべましたから。
「自然習得順序仮説」の場合
言語学者のクラシェン博士が、第二言語習得において、いくつか仮説をたてていらっしゃいます。その中の1つに「自然習得順序仮説」というのがありまして、これが幼児期からどんな風に第二言語の英文法を習得していくのか?という疑問の答えになりそうです。
この仮説によりますと、英文法に見る習得の順番は以下の通りになります。
② 助動詞/冠詞(a, the )
③ 不規則動詞の過去形(went, drewなど)
④ 規則動詞の過去(played, livedなど)/3人称単数現在のS/所有格の’s(Lisa’s)
中学英語で習うものとは、やはり順番が違いますね。
「言語はどのように学ばれるか」の場合
一方こちらの本、「言語はどのように学ばれるか」によりますと、順序は以下の通り。
② 複数形 ~s(two books)
③ 不規則助動詞の過去形(baby went)
④ 所有格 ~’s (daddy’s hat)
⑤ 連結詞(主語と述語をつなぐ…Mommy is happy)
⑥ 冠詞 (a, the)
⑦ 規則動詞の過去形~ed
⑧ 助動詞 (He is coming)
・・・となるそうです。
いかがでしょう?クラシェン博士の仮説と、上記の本。なんとなく似てますね。幼児期に触れる英語と私たち大人が中学から習った英語では、当たり前ですが順番が違います。
2歳半バイリンガル子育て開始のわが家の場合
ではわが家の場合どうだったかというと・・・・・全然当てはまりません(汗)幼児期既に日本語をだいぶ話すようになっていた2歳半から始める場合では、ちょっと違うのかもしれません。
わが家の娘の場合、語尾にやたら~sや~edをつけたがりました。とくに~edは多かった。でもちゃんと動詞につけていたので、何にedを付けるのかは、無意識レベルで認識していたのかも。
上記仮説等によりますと、~ed(規則動詞の過去形)よりも不規則助動詞の過去形はだいぶ早い段階で出てくるようですが、娘は逆でした。goの過去形はwentとか…自分の口から自然に出てきたのは、小学生になってからじゃない?ってくらい全然出てこなかった(笑)
それから~ing。上記どちらのセオリーにおいてもまず最初に出てきてますね。これは私も実際にバイリンガル子育てをしているママから聞いたことがあります、まず~ingが出てくると。
わが家はもうこの時点で当てはまらい(笑)で当時は、「2歳半で英語始めたのは遅かったか…」なんて本気で後悔したもんです。
私なりの結論としては、やはり英語を始める時期によって発展の仕方は違うんじゃないかと思います。上記のようなセオリーが当てはまるのは、赤ちゃんの時から大量に英語をインットをされていたご家庭ですネ。
各ご家庭、お子さんに合わせたセオリーがそれぞれあって、よいのです(^^)
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