バイリンガル育児で多様性を育てるための最重要課題

 

英語を話せるようになるなら、合わせてグローバルな視点、そして多様性のことも身につけていかないとなりません、親子共に。

「英語だけできてもしょうがないでしょ。」まさにその通りなんです。

時代はますます個が輝くことを重要視し、多様さを受け入れていく器のデカさも必要になっていきます。

とはいえコロナ禍のコミュニケーション薄い時に、どうやってそれを身につけていけばよいのでしょう?

家庭内で「多様性」を身につける

多様性って、LGBTや障害者の人達、貧困による差別などを無くし、受け入れましょうとか、多文化を認め共有しましょうっていう話だけではないのです。

核家族だって、多様性を身につけられるんです。

例えば、超身近な存在の旦那さま。

旦那様の意見を認めることも、多様性への一歩となるのです。

ご相談いただくご家庭の9割方、旦那さまはおうち英語には反対ではありませんが、すごく協力的、という感じでもありません。

「オレの日常に支障がでない範囲」であればおうち英語も全然オッケーですし、むしろ「英語は大事。」と思ってくれてます。

が、そう言っているわりに、本気度ゼロなアクション。

それがパパという生き物(笑)

ママが「動画は英語で見せたい」と切に願っていても、会社から帰宅後には当然のようにしれっと日本語のテレビ等をつけたりします。

家族のために、働いてきたパパ。家ではリラックスしてほしい。

そう思うと、「おいテレビ消せや」とは言えません。

ほんとに気楽なもんです。

これがママにとってはイラっとポイントなわけです。

おうち英語のことだけじゃない、育児全般もそんな感じ。

ママが一生懸命やっていることに対して熱を感じられず、なんなら一生懸命なのをボヤかれる時すらあります(特に育児の金銭面でw)。

だけど、ですよ。

そんなパパも認めましょう、ってハナシなんです。

それが「多様性を容認する」ことの第一歩だから。

・・・認めてあげられます?

英語大事といいつつ、日本語のテレビ、ユーチューブばんばん見るパパ。

コミュニケーションよりゲームに夢中になっちゃうパパ。

言ってることとやってることが真逆なパパ。

だけどパパにはパパの価値観があるから、おうち英語にそこまでの感心を持てないわけです。

で、そんなパパを認めることこそ、多様性の第一歩となるんだよね。

あ、言わずもがなですが「認める」=「同じ意見」である必要性は、全くもってないですよ!

バイリンガル育児とパパ

認められない原因

私がこんなに頑張ってるのに、パパの動作一つ、言葉一つで全てがパァになってしまう。

ムカつくわぁ~!!

・・・って時も、あると思います。

だけどそれが度々続く場合。

そんな時って、「ママ自身がパパに認められてる感覚がない」のではないでしょうか。

育児も何も、褒めてくれない、感謝してくれない。

だから頑張っているママを尻目にサクっと自分の好きなテレビやユーチューブを見ちゃうパパにイラっとくるわけです。

だけど。。。ホントにパパはあなたを認めてくれてないのでしょうか?

確かに褒めてくれたり感謝の言葉を口にできる日本人男性は、まだ少ないかもしれない。

でも「褒めない」=「認めてない」ではない。

ただ「認められていない」とママが感じてしまうだけと思い込みパターンも、結構あるのです。

なぜそう感じるのでしょうか?

それは、ママ自身が自分を認められていないからに、他ならないのです。

多様性容認、初歩の初歩

つまり多様であることを認める本当の意味でのファーストステップって、「自分自身を認める」ことなんですよね。

自分に自信がある、ってこととはちょっと違う、「こんなへなちょこな自分だって、いい味だしてるよね~」みたいな自分への容認。

ここがないと、多様性を容認するとかがどうのなど、語れない。

だからまずは、自分を認めることから。

そうすればおのずと、旦那さまのことも認められるようになる。

「あれ?もしかして旦那ってすぐ文句言うって思っていたけど、実は本気で心配してくれてたとか?」

「何も感心無いように見えたけど、もしかして私がやりたいようにやらせてくれてたってこと?」

・・・自分自身を認められるようになると、気づけばこんな風に旦那さまを見る視点も変わっているんです。

旦那さま目線で考えられる余裕が出てくるのです。

もちろんお子さん達のことも。

それが、多様の容認の、ファーストステップなのではないでしょうか。

世界には、いろんな人がいます。

びっくりするくらい意地悪で邪悪で、自分だけが素晴らしいと思ってる人。

びっくりするくらい、天使でピュアで優しい人。

もう来世は人間としてではなく、神々しい何かになるんじゃないかっていうくらい、眩し過ぎる存在の人。

価値観がまるで違う人の、多いこと多いこと。

その中で自分らしく生き抜ける子は、自分らしさを認めているママが育てた子だからなのではないでしょうか。

掃除が苦手な自分も。

毎日料理が手抜きな自分も。

すぐに怒鳴っちゃう自分も。

何より自分を、大事にしてあげてください。

自分を大事にしているママの子は、ママを見て、自分自身を大切にする方法を自然と学びます。

だから、自分も他人も認められるようになるのです。

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